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万次郎かぼちゃプロジェクト⑤ 「万次郎かぼちゃ出生の秘密を解き明かす。」

万次郎かぼちゃプロジェクト⑤ 「万次郎かぼちゃ出生の秘密を解き明かす。」

今回は万次郎かぼちゃの出生の秘密と、存在の意義について。

そこのところを、先日片山種苗のおやじさんから聞いた話を整理しつつ

解き明かしていきたい。

IMG 1406 640x480 300x225 万次郎かぼちゃプロジェクト⑤ 「万次郎かぼちゃ出生の秘密を解き明かす。」 2013 05 02 17.26.20 640x479 300x224 万次郎かぼちゃプロジェクト⑤ 「万次郎かぼちゃ出生の秘密を解き明かす。」

 

 

 

 

 

 

「かぼちゃ」すなはち、ウリ目・ウリ科・ククルビタ属。そこから大別すると

モスカータ種、マキシマ種、ペポ種、フ ィシフォリア種、ミクスタ種の5種類。

日本で一般に栽培されているのは、モスカータ、マキシマ、ペポの3種がメインになる。

 

モスカータ種は俗に「ニホンカボチャ」、マキシマ種は「セイヨウカボチャ 」、ペポ種は「オモチャカボチャ」などといわれるヨーロッパの種で、最近流行のズッキーニはペポ種の仲間だ。

フ ィシフォリア種は「台木専用種」として交配された種をいう。

 

そして、「ミクスタ種」。「種間雑種」といい、西洋カボチャ「マキシマ種」を母親とし日本カボチャ「モスカータ種」を父親とする種族だ。

「万次郎かぼちゃ」はこの「種間雑種」に属している。

 

もともと種間雑種(ミクスタ種)は、食味はイマイチながら、草勢が強く、耐暑性、耐病性に優れることから、夏カボチャとして重視されていたらしいが、嗜好の変化に伴って姿を消していった。品種には「新土佐」「会栗」「平和親善」などがあったようだ。

そのなかの「新土佐」、別称「鉄兜」(てつかぶと)こそが、万次郎の父親なのである。

「新土佐」は名のとおり、高知県生まれの品種で、高知市内の育種家が開発した「モスカータ×マキシマ」の品種だ。

 

片山種苗の先代ご主人は、この「新土佐」(ミクスタ種)と「西洋かぼちゃ」(マキシマ種)との交配で作り出した、キュウリの台木用品種(フ ィシフォリア種)で、一時全国シェアの7割を占めたほどの市井のかぼちゃ博士だったらしい。

そして、その「新土佐」と「西洋カボチャ」との交配を繰り返すなかで、種間雑種強勢を持ちながら、食味にも優れ、生食に向く奇跡の品種が、偶然(か、必然かははっきりしないが)産まれたのだそうだ。

それこそが、「万次郎かぼちゃ」誕生の瞬間だった。今からおよそ20年前のことだという。

「わりと新しいんですね。」(僕の感覚では)とおやじさんに言ったら、

「新しいことがあるもんか。育種の世界では新品種(在来種ではない、F1品種を指しての事と思う)が世にあるのはせいぜい5年。20年前の品種いうたら遺跡か化石みたいなもんよ。」と笑われた。

「へぇー」とうなるしかない。

ちなみに現在市場で主流をしめる「栗かぼちゃ」の系統は、品種が違うとはいえ、すべて「マキシマ×マキシマ」の完全西洋かぼちゃである。

そして、現在日本において、種間雑種のかぼちゃは、先にあげた「鉄兜」(「新土佐」の開発者が権利を譲渡して?、現在はメジャーのタキイなどが、「鉄兜」の名で種を販売している。)

と「万次郎かぼちゃ」の2品種だけとなっている。

「万次郎かぼちゃ」の父の「新土佐」はミクスタ種だから、万次郎は正確には「ミクスタ×マキシマ」の品種ということになるのかな?クォーターってことか?

 

ともあれ、東洋と西洋の奇跡の出会い「万次郎」。

まさに「和魂洋才」。

最高の名づけだったと感じずにはいられない。

幕末を生きた志士たちのごとく、とはいかないかもしれないが、

世紀末を生きる僕たちも、志ある生き方を忘れてはいけないはずだ。

そして、万次郎かぼちゃは世界を救う。

かもしれない・・・

 

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コメント

  • H2 より:

    はじめまして。実家の地域の農業法人で万次郎つくってみています。万次郎の特性とか知りたくて調べていて辿りつきました。詳しい情報をいろいろ知ることができ、ありがとうございます。

    種間雑種のミクスタ種であり、果柄は東洋カボチャの特性が出ている万次郎ですが、畑の個体を見て熟期を判断する印は何かあるのでしょうか。これを知りたくて、探しまわっています。万次郎も、完熟に近づくにつれグランドマークが白から黄色になりますか?

    あと、いくつか間違いがあるようなので指摘をば。

    カボチャの種間交雑は難しく、特にマキシマ種×モスカータ種以外の組み合わせはなおさらのようですが、他の組み合わせの場合でもミクスタ種に分類されるかと思います。サカタの『プッチィーニ』はペポ種とマキシマ種を(胚培養も使って)複雑に掛け合わせているようで(品種登録情報で確認できます)、これもミクスタ種になると思われます。

    でその品種登録情報で万次郎の情報を見ると、ここに書かれていることと若干違う内容が書かれています。品種名称不詳同士の交配からの雑種第5代を父としたとあるので、そこが「交配を繰り返すなかで」のところなんでしょうね。

    それからフィシフォリア種についてですが、クロダネカボチャと呼ばれる種類で、これ自体は種間交雑ではない独立した種ではないでしょうか。日本ではきゅうりの台木用として使われているのはその通りですが、台木専用種として交配された種ではなく、外国では普通に栽培もされているようです。どこをどう利用するのかちょっと分かりませんが、実の写真をネットで見ることができますよ。

    • admin より:

      コメントありがとうございます。
      お問い合わせの熟期についてですが、一般のかぼちゃと同じように
      受粉からの日数(45日~)・グランドマーク(生食用ならからし色)
      ヘタ部分のコルク化などで判断していただいて問題ないと思います。

      万次郎は熟しても腐りにくいので(湿気が多いとまずいですが)
      加工用や糖度を重視するなら、霜が降りる直前まで放置しても
      大丈夫です。

      その他ご指摘ありがとうございます。
      ただ、当ブログにおきましては一般の方にも読んでいただくことを前提に
      しておりますので、明らかな間違いでなければ、学術的な正確性を多少欠いても
      わかりやすい対比で表現したいと思っています。

      そのため、今回ご指摘いただいた点について訂正を加えることはいたしませんが
      どうぞご了承ください。

  • H2 より:

    お返事ありがとうございました。
    万次郎でもグランドマークがついて目安に出来るんですね。
    自分は地元を離れててお盆にしか畑での姿を見ることができず、
    今年はそれを知らなかったので意識して見ていませんでした。
    来年はもっとよく観察したいと思います。
    ただ果柄については、前述の通り万次郎はコルク化しない品種特性なので、
    判断の基準には出来ませんよね。

    • admin より:

      「前述の通り万次郎はコルク化しない品種特性」
      ここのところが良く分からないのですが・・・。
      しますよ。コルク化、、、
      完全にコルク化してからでは過熟気味にはなると思いますが。
      今年のを見ていただいたら分かると思います。

  • H2 より:

    ミクスタ種の万次郎は東洋カボチャ様の果柄ですよね。西洋カボチャの果柄とははっきり異なります。
    東洋カボチャの果柄は堅くなるだけで、あれは一般にコルク化やコルク質とは言わないですよ。
    片山種苗の方(おやじさんではありませんが)からも確認を取っています。
    もちろん、東洋カボチャ様の果柄についても、経験を積めば熟期を見極めることもできるのでしょうが。
    ちなみに、西洋カボチャでは(生食用でない一般的なもの)、
    果柄に縦方向に線状に亀裂が入ってコルク化が始まった段階ではまだ収穫期ではなく、
    それが果柄周囲にほぼ回って横方向の亀裂が入りはじめたら一般に収穫期とされますが(まだ完熟ではない)、
    果柄の周囲が十分にコルク化するのを待って収穫しても熟れ過ぎにはなってないと思います。
    早採りして追熟期間を長くとったものが多く出回っていますが、完熟収穫したものの方が美味しいです。

    • admin より:

      なるほど!そういう定義をするわけですね。
      勉強になりました。どうも!

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