高知県産無農薬生姜販売|四万十情熱「ジンジャーマン」

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卒業式につづき卒寿。

卒業式につづき卒寿。

2013 03 25 22.37.29 480x640 225x300 卒業式につづき卒寿。今月31日、僕の祖母が90歳、卒寿を迎える。

その記念にと、妹が親類縁者のメッセージや昔の写真やらを

編集して、立派な文集を作った。

 

祖母は大変な苦労を重ねて生きてきた人だ。

戦後、傷痍軍人の祖父に代わって、布切れの行商から初めて

呉服店を開き、4人の子供を育てながら生き抜いてきた。

厳しい毎日のなかで、母屋を改築し、裏の離れを建て直したことが

祖母の自慢だ。

そして孫の僕らが同居しだしてからは、祖父の介護をしながら、共働きの両親に代わって、孫たちのおやつや

晩飯をこしらえてくれた。

 

2013 03 25 22.37.56 2 640x479 300x224 卒業式につづき卒寿。 2013 03 25 22.53.39 640x481 300x225 卒業式につづき卒寿。

 

 

 

 

 

 

 

新規就農を目指して四万十町に移住したころ、うちにはテレビがなく(組合に入らないと見れなかった。)

それを聞いた祖母に、

「それがいくか、テレビばぁ見よらな世界の情勢もわからんなるぞね。そんなことじゃいかん。」

と言われたことを強烈に覚えている。

 

それから

「農作業するにも適した服装があらぁね。めっそざっとしたかっこうしなよ。(あんまりひどい格好はしないように)」

と言われたのも印象に残っている。

貧しくても、気位は高く。祖母の生き様からの教えでもある。(世間への見栄もけっこうある。それも大事と思う。)

 

またある時、中土佐に借りている種生姜の圃場へ通りかかったおじさんが、僕に

「おまん、茨木さんの孫かよ?おばちゃんは元気なかえ?あしらおまんくのおばちゃんには世話になってのう。

昔はわしらお金ものうて、婚礼に着ていく服もよう買わらったが、お代はえいわよ、いうて礼服を貸してくれたり

しての。ほん助かったぜよ。服買うてじきにお金を払えらっても、あるときでえわよ、とも言うてくれた。

道で逢うても、ひとつも催促せられたこともなかったき。げにえらいおばちゃんやったのう。」

と語ってくれたこともあった。

 

まったく同じようなエピソードが文集の中に、

他の親類からも語られていて、驚いた。

祖母は

「ない人にもらえるかね。(お金のない人からはもらえないでしょ。)」

とだけ言ったらしい。

 

2013 03 25 22.54.40 483x640 226x300 卒業式につづき卒寿。祖母は決して、竹を割ったような性格だったり、豪放磊落なひと、

というわけではない。

けっこう愚痴っぽいし、ひがみっぽくもある。

けれどそれだけに、貧しさ、苦しさに同じく耐えてきた人の胸中を

慮ったのだろうと思う。

苦しみを知る人から発せられる言葉は、短く、重い。

僕たちにとってその言葉はまた、宝でもある。

 

 

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