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就農に役立つ話⑥「就農への王道」編(2)「資金の捉え方」

就農に役立つ話⑥「就農への王道」編(2)「資金の捉え方」

多くの人が行き詰る「見た目上」最大の難関、「資金問題」。

解決の方法はある。

 

④「資金」

就農にいたるまで、年間200万円程度の生活費と、初期の設備投資資金

種苗費や肥料費など初期の生産経費が必要となってくる。

ざっと1,000万円必要と言われている。

20代や30代前半くらいで、これだけの貯金と、それを可能にした仕事を捨てて

就農しようという人がどれくらいいるのだろう。

 

僕自身はこれまでに20人くらいの就農希望者の話をきいたが、それに近い資金

を持っていた人が一人だけいた。だがその人は、就農をとりやめた。

 

確かに資金問題の壁は低くはない。

どうしても200万くらいは持っていないと、苦しいのは事実だ。

しかしそこまで手持ちがなくても、解決の方法はある。

公的資金の利用だ。

 

だがそれには課題もある。

就農希望者自身の「考え方」と、対応する側の問題だ。

 

これまで、NPOで面談した人の多くは、自己資金は乏しいと言ったうえで、

「借金はしたくない。」「借金してまでやりたくない。」と言った。

なんとか手持ちの資金だけで就農し、給付金をもらって食いつなぎたい、というわけだ。

その考えでは就農も営農も無理だろう。

対応する側も借金をすすめることもしにくい。

 

最低でも「必要なら借金してでもやりたい。」と思わなければ起業などできるはずもないし、

そのくらいの気概もない人間に「借金してでもやれ!」などと言えるはずもない。

もちろん簡単には貸してもくれない。

 

本当は「私が就農して再生産のできる農業経営をするには、目標所得はいくらで

そのためにコレコレの作物をこれだけの面積作って販売したい。そのためにこれだけの

初期投資が必要で、でも手持ちの資金はこれだけしかないから、研修期間中の生活費と

設備投資資金としてこれだけ資金調達したい。これだけの農地も確保したい。

ご助力いただけないだろうか。」

というところまで自分のビジョンを明確にして、はじめて就農が可能になるのだ。

もちろん初めからできなくてもいい。研修等で学べばいいのだ。

一足飛びに就農、給付金、という考え方はいただけない。

 

実をいえば、資金調達のうえで就農に関する制度資金や給付金といった支援はけっこう手厚い。

他の産業分野で起業するのに、これほど公的資金を利用しやすい分野はないだろう。

きっちり就農計画ができていて、制度資金を利用できれば、道は拓けるのだ。

それが「見た目上」と言った理由だ。

 

ただし、支援が手厚いとはいっても、農業にはなかなか企業的利潤をだすのが難しい構造が

あるから、なまなかの経営では結果が出にくいのも事実だ。

そのため窓口機関も、有機農業志望者などには特に、あまり積極的にはなってくれないケースが多い。

 

だから、新規就農希望者(特に有機農業などの志望者)は農業経営への理解を深め、柔軟な考え方で

もって、合理的な経営計画(販売計画も必要)を提示し、窓口機関、審査機関を納得させるだけの努力

はしないといけない。

 

それと資金も用意してきて、営農計画どおりに就農にいたっても1年目に自然災害で収入激減、

というリスクも農業にはつきものだ。だから手元に現金はなるだけ多く持っておくほうがいい。

つまり、自己資金はあっても通帳に残したまま、設備投資は制度資金を利用し、研修期間中は給付金を

生活に当てるといったやり方がリスク回避にもつながる賢いやり方だといえるのだ。

 

農業経営の成否は長い目で見ないと分からない。

自然を相手ゆえに、避けられないリスクが常につきまとうし、なぜかやる気がある人ほど、バカな失敗をする

あまりにギリギリの経営だと、1年目のささいなつまづきですべてがパーになってしまう可能性だってあるのだ。

だから、設備投資にはできるだけ公的資金を利用して、なお返済期間は最長にして(1回の返済額が小さい分

負担が軽い)リスクに対応しやすい環境をつくっておくのがいい、というわけだ。

その面からいえば、借金をすることより、資金がない、ことのほうがリスキーだともいえる。

 

もちろん先にも書いたように、審査機関を納得させるだけの営農計画や販売計画の提出を求められるが

これは資金を借りるためでなくても、自分の営農のために絶対立てなければならないものだ。

研修をとおして学んだことの集大成でもある。

そして資金の利用ができ、就農にいたれば、この経験と過程はあなたにとって大きな自信になるし、

営農に際しても確信をもって決断できるようになる。

また、ここで作成する営農計画の質は、就農後の経営の安定度に比例する

先輩のアドバイスや、関係機関の苦言に耳を傾けながら、なお自身の農業経営のビジョンを

しっかり投影して、全力でのぞんでほしい。「ここを先途と心得よ」、だ。

 

えらそうなことを言ったが僕は最初、なんにも分かっていなかった。制度資金の存在も研修の過程で知った。

そして「これを利用できれば、何とか道が開けるかもしれない。」と思った程度のあさはかものである。

ただ、自分の考えにこだわらないでいよう、という覚悟だけはあった。

そもそも、なんにも分かっていないことだけは自覚していた。)

過程で「気づいて」いけさえすれば、なんとかなるものだ。

結果的に就農準備資金200万円と就農施設等資金170万を借りて就農した。

 

今にして思えば、営農計画はまずまず良く練れていたが、思った以上に数万円単位の小さな投資が

必要な場面が多く、最初のころはその数万円が工面できなくて、それが原因で経営にもマイナス影響

がでたりした。もっと多く借りておくべきだったとも思う。もちろんもっと気づいておくべきだった。

そこからも、借金をしてでも資金計画には余裕があったほうがいい、と思うのだ。

 

ここに書いたことは、決して安易な借金や、とってつけたような考えで給付金を申請することを

すすめるものじゃない

もちろん、口達者なだけの人間に給付をおろすほど、お役所だって甘くはない。

まっとうな研修をへて、合理的な就農計画、営農計画を立てることができ、地域へも受け入れてもらえる

関係づくりのできる、あるいはしようとする人だけが考えていいことだ。

 

これが「就農への王道」だ。

 

それから、もっとも危惧するのは、大切な研修期間が、給付金の申請準備期間になってしまったり、

スケジュールを給付金申請に合わせて、ことを急いだりすることだ。

「逃してしまってはならない」気持ちは良く分かる。

だが本当に大事なことは、給付金を手にしてホッとすることじゃなく、

あなた自身が「やれる!」という手ごたえと、「やってやる!」という熱意に駆り立てられることだ。

 

情熱ある人に道はきっと拓ける。

 

「技術」は次回。

 

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